三島観光を車なしで楽しむおすすめモデルコース

静岡県東部に位置する三島市は、「水の都」と呼ばれるほど清らかな湧水と自然に恵まれた街です。新幹線が停まる三島駅を中心に、歴史ある「三嶋大社」や「楽寿園」、せせらぎを楽しめる散策路など徒歩圏内の見どころが充実しています。さらに名物のうなぎや三島甘藷を使ったグルメも外せません。

実は三島観光は車なしでも十分に楽しめるのが魅力。電車やバスを使えば「三島スカイウォーク」や「修善寺」など、少し郊外の名所にもアクセス可能です。この記事では、そんな三島観光を車なしで満喫できるおすすめモデルコースをご紹介します。

自然スポット

源兵衛川のせせらぎ散策路

三島市の中心部を流れる源兵衛川は、富士山からの湧水が流れ込む美しい小川で、歩くだけで癒やされる人気の散策スポットです。全長は約1.5kmほどで、街中とは思えないほどの透明度の高い水と豊かな自然が広がります。川沿いには遊歩道が整備されており、ところどころに木のデッキや飛び石が設置されているため、子どもから大人まで楽しみながら散策できます。特に夏場は川に手を入れるとひんやりとした湧水の冷たさを感じられ、涼を求めて訪れる人が多いのも特徴です。

また、この川では「三島梅花藻」という絶滅危惧種の水草が見られることがあります。梅の花に似た小さな白い花を水中で咲かせる姿はとても可憐で、全国的にも珍しい存在です。川沿いにはベンチや休憩所もあり、のんびり水音を聞きながら過ごすことができます。夜にはライトアップが行われる時期もあり、昼間とは違う幻想的な景色が広がります。

アクセスも便利で、JR三島駅から徒歩10分ほどで散策路の入り口に到着できるため、車がなくても気軽に訪れられるのが魅力です。観光の合間に立ち寄るのにも最適で、「水の都・三島」を象徴する場所といえるでしょう。

楽寿園

三島駅南口のすぐ目の前にある「楽寿園」は、国の天然記念物および名勝に指定されている由緒ある庭園です。園内には富士山の伏流水が湧き出す小浜池があり、水量の豊かさや透明度の高さに驚かされます。明治時代に小松宮彰仁親王の別邸として造られた歴史的な背景もあり、園内を歩いているとその気品ある佇まいに心が落ち着きます。

四季折々の花木も美しく、春は桜、初夏にはアジサイや新緑、秋は紅葉と、訪れる季節ごとに違った表情を楽しめます。また園内には小動物園や遊園地も併設されており、子ども連れの観光客にも人気です。特に小浜池は水位の変動が激しく、雨が少ない時期には池が干上がることもあるため、その時々で異なる景観が見られるのも魅力のひとつです。

三島駅から徒歩1分という抜群のアクセスもあり、車なしでの観光には最適な立地です。電車を降りてすぐに訪れることができるので、旅の始まりや帰りのちょっとした時間にも立ち寄れます。歴史と自然、そして癒しが融合した三島を代表する観光名所として、必ず訪れておきたいスポットです。

三島梅花藻の里

三島の豊かな湧水を象徴する植物として有名なのが「三島梅花藻」です。この希少な水草は、冷たく澄んだ湧水でしか育たず、全国でも限られた場所でしか見られません。そのため三島市では保護と観光資源化を兼ねて「三島梅花藻の里」を整備し、多くの人が訪れるようになりました。

小さな白い花を水中で咲かせる姿はとても愛らしく、夏から秋にかけて見頃を迎えます。透明度の高い水の中でゆらめく梅花藻は、まるで水の上に梅の花が咲いているように見え、訪れる人の目を楽しませてくれます。観賞用に整備された池の周囲には歩道があり、近くでじっくり観察できるのも嬉しいポイントです。

梅花藻の里は、JR三島駅から徒歩10分程度とアクセスも良く、源兵衛川の散策路と合わせて訪れるのが定番のコースです。無料で見学できるため、気軽に立ち寄れる点も魅力的。自然と人が共存しながら守られてきた三島ならではの風景として、観光の際にはぜひ訪れたいスポットです。

白滝公園

三島駅から徒歩圏内にある「白滝公園」は、かつて富士山の雪解け水が滝となって流れ落ちていた場所です。現在は水量が減って滝の姿は失われていますが、その名残として湧水池や清流が残り、市民の憩いの場として親しまれています。

園内は緑に囲まれた落ち着いた雰囲気で、特に夏場は水辺で涼を感じながらのんびりと過ごす人の姿が多く見られます。公園内にはベンチや東屋も設けられており、湧水のせせらぎを聞きながら休憩するのに最適です。また園内には「三島大社の神池」へと続く水の流れがあり、街全体に湧水文化が息づいていることを実感できます。

公園の周辺には飲食店やカフェも多く、観光の合間に立ち寄るのにぴったり。特に夕暮れ時は涼しい風と共に落ち着いた景色が広がり、三島の自然を身近に感じられるスポットです。車を使わずにアクセスできることもあり、散策ルートに組み込みやすい場所としておすすめです。

三島スカイウォーク

「三島スカイウォーク」は全長400mを誇る日本最長の吊り橋で、箱根と三島を結ぶエリアに位置します。橋の上からは富士山や駿河湾を一望できる絶景が広がり、訪れる人を魅了します。歩行者専用の吊り橋としては国内最大級で、開放感あふれる眺めを楽しめるのが特徴です。

施設内には展望デッキやカフェ、物産店も併設されており、観光施設として一日中楽しめる充実度があります。また、アスレチックやジップラインといったアクティビティもあり、子どもから大人までアクティブに過ごせるのも魅力です。

三島駅からはバスで約25分と車がなくてもアクセス可能で、観光客にも訪れやすい立地です。吊り橋を渡るときのスリルと、そこから望む雄大な富士山の景色は、まさに三島観光のハイライトといえるでしょう。

歴史・文化スポット

三嶋大社

三島の象徴ともいえる「三嶋大社」は、古くから伊豆国一宮として崇敬を集めてきた由緒ある神社です。源頼朝が平家討伐の戦勝祈願をしたことでも知られ、歴史的な背景を感じられる場所として全国から多くの参拝客が訪れます。境内は広大で、樹齢千年以上といわれる金木犀の大樹や、四季折々の花が咲く庭園など、自然と歴史が調和した空間が広がっています。

特に本殿・幣殿・拝殿は国の重要文化財に指定されており、荘厳で迫力のある造りが見どころです。また、毎年8月には「三島夏まつり」が盛大に行われ、太鼓や神輿で賑わいます。車がなくてもJR三島駅から徒歩15分程度でアクセスできるため、観光コースに組み込みやすいのも魅力です。参拝後は周辺のうなぎ店やカフェで食事を楽しむ人も多く、まさに三島観光の中心地といえるでしょう。

佐野美術館

「佐野美術館」は、刀剣コレクションで有名な美術館です。特に日本刀の展示は質・量ともに国内有数とされ、刀剣ファンや歴史好きにとっては必見の場所となっています。企画展も随時行われており、刀剣以外にも絵画や工芸品など幅広い展示を楽しむことができます。

館内は落ち着いた雰囲気で、じっくりと作品を鑑賞できる空間が広がっています。さらに敷地内には日本庭園が整備されており、四季折々の自然を楽しみながら散策することが可能です。三島駅からはバスで約10分、または徒歩20分ほどでアクセスでき、車がなくても訪れやすい立地です。静かに芸術と向き合える時間を過ごせる、知的な観光スポットとしておすすめです。

山中城跡公園

「山中城跡公園」は、戦国時代に北条氏によって築かれた山城の跡地を整備した公園です。最大の特徴は「障子堀」と呼ばれる独特な堀の形で、戦国時代の防御施設の工夫を間近で見ることができます。緑豊かな公園として整備されているため、歴史に興味がある人だけでなく、自然散策を楽しみたい人にも人気の場所です。

また、この城は豊臣秀吉の小田原攻めの際に落城したことでも知られ、戦国史における重要な舞台のひとつとされています。公園内からは富士山や駿河湾を望むことができ、景観の美しさも大きな魅力です。アクセスは三島駅からバスで約25分と、車なしでも十分訪れることが可能です。歴史好きにはもちろん、ハイキング気分で立ち寄れるスポットとしてもおすすめです。

三島市郷土資料館

「三島市郷土資料館」は、三島の歴史や文化を深く知ることができる施設です。館内には考古資料や古文書、民具などが展示されており、地域の成り立ちや人々の暮らしについて学ぶことができます。特に、東海道の宿場町として栄えた三島の姿を知ることができる展示は必見です。

規模はそれほど大きくありませんが、内容が凝縮されており短時間でも三島の歴史を理解できるのが魅力です。観光で訪れた際に「もっと三島の背景を知りたい」と思ったときに立ち寄ると理解が深まります。三島駅から徒歩圏内にあり、他の観光スポットと組み合わせて回りやすい点も便利です。

三嶋大社宝物館

三島を語るうえで欠かせない三嶋大社の歴史や文化財を、わかりやすい解説とともに鑑賞できる施設が「三嶋大社宝物館」です。館内では、源頼朝・北条政子ゆかりの品々をはじめ、社宝・古文書・武具・工芸などがテーマごとに展示され、伊豆一の宮としての歩みを立体的に理解できます。特に見逃せないのが、**北条政子奉納の国宝「梅蒔絵手箱」**の完全模造品。奉納当時の材料と技法を再現して制作され、その工程を紹介する映像も用意されているため、工芸としての価値と歴史的背景の両面から味わえます。展示は会期ごとに入れ替えがあり、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力。場所は三嶋大社境内で、JR三島駅から徒歩でアクセスしやすく、参拝と合わせて見学する動線が組みやすいのも旅行者には嬉しいポイントです。三嶋大社の成り立ちや、頼朝挙兵以後の崇敬の広がり、神事・祭礼の歴史などを体系的に学べるので、「三島の歴史をもう一歩深く知りたい」というニーズに応えてくれます。展示料金や開催中の企画は公式サイトを事前に確認すると安心です。

グルメスポット

うなぎ桜家

三島に来たら外せない名物グルメといえば「うなぎ」。その中でも特に有名なのが、創業1856年（安政3年）から続く老舗「うなぎ桜家」です。長い歴史を持つ桜家は、全国から食通が訪れるほどの人気店で、週末や観光シーズンには行列ができることも珍しくありません。

桜家の特徴は、三島ならではの清らかな湧水でうなぎを数日間さらして臭みを抜き、ふっくらと仕上げている点です。香ばしく焼き上げた蒲焼きは皮はパリッと、中はふわっとした食感で、甘すぎない秘伝のタレがご飯との相性抜群です。一口食べると口いっぱいに広がる旨味と香りに、誰もが満足することでしょう。

店内は落ち着いた和の雰囲気で、座敷席もあり家族連れや観光客でも利用しやすいのが魅力です。JR三島駅から徒歩10分ほどでアクセス可能なため、車なしでも訪れやすい立地にあります。三島を代表する味を堪能したい方には絶対に外せない名店です。

うなよし

「うなよし」は、三島駅から徒歩圏内にある人気のうなぎ専門店です。桜家と並び三島を代表するうなぎの名店として知られ、地元の人々にも長く愛されています。店内はアットホームな雰囲気で、観光客だけでなく地元常連のお客さんの姿も多く見られるのが特徴です。

こちらのうなぎも、三島の湧水で処理されているため臭みがなく、ふんわりとした仕上がりになっています。蒲焼きだけでなく白焼きも人気があり、うなぎそのものの味わいをダイレクトに楽しみたい方にはおすすめです。価格帯も比較的リーズナブルで、気軽に本格的なうなぎを味わえる点も魅力のひとつ。

アクセスは三島駅から徒歩数分と非常に便利で、車なしで訪れる観光客にとっても利用しやすい立地です。旅の途中で美味しいうなぎを食べたいと思ったとき、立ち寄りやすいスポットとしておすすめできます。

三嶋コロッケ

三島グルメの中で庶民的ながら大人気なのが「三嶋コロッケ」です。三島市はサツマイモの産地としても知られており、その地元の三島甘藷を使ったコロッケはほんのり甘みがあってホクホクとした食感が特徴です。観光客向けに市内各地の飲食店や惣菜店で販売されており、食べ歩きにもぴったりの一品です。

コロッケの中には肉や野菜が入ったものから、シンプルにサツマイモの甘みを活かしたものまでバリエーション豊富。店舗ごとに味や形が異なるため、食べ比べをして楽しむ人も多いです。価格も1個100円前後と手軽なので、観光の合間に気軽に味わえるのも魅力。

特に三島大社周辺や三島駅周辺には取り扱い店が多く、車なしでも散策中に立ち寄れるのが嬉しいポイントです。軽食として小腹を満たすだけでなく、お土産用に購入するのもおすすめです。

伊豆・村の駅

「伊豆・村の駅」は、地元の農産物や特産品を一度に楽しめる人気の複合型施設です。三島駅からバスで15分ほどでアクセスでき、車がなくても訪れやすいスポットとして観光客に支持されています。

施設内には新鮮な野菜や果物を販売する直売所のほか、地元食材を使ったレストランや軽食コーナーがあります。特に人気なのは「寿太郎みかん」や「三島甘藷」を使ったスイーツで、お土産にも喜ばれる商品が豊富に揃っています。

また、フードコートではご当地グルメを手軽に味わえるのも魅力。観光途中に立ち寄って食事を楽しむだけでなく、お土産探しの拠点としても非常に便利な施設です。観光の締めくくりに立ち寄れば、三島旅行の思い出を形に残すことができるでしょう。

三島甘藷スイーツ

三島は古くから「三島甘藷（みしまかんしょ）」と呼ばれるサツマイモの産地として有名です。その甘さとホクホク感を活かしたスイーツは、観光客に大人気。市内の和菓子店や洋菓子店では、甘藷を使ったプリンやタルト、羊羹などバラエティ豊かなスイーツが販売されています。

三島駅周辺や大通り商店街の店舗では食べ歩きできるスイーツも多く、観光の合間に立ち寄る楽しみが広がります。中でも「甘藷モンブラン」や「甘藷プリン」は見た目も華やかで写真映えするため、若い世代の観光客にも人気があります。

また、お土産用として日持ちする焼き菓子や羊羹も揃っているため、自宅に帰ってからも三島の味を楽しむことができます。地元ならではの素材を活かしたスイーツは、三島観光の締めくくりにぴったりです。

街歩き・散策スポット

三島広小路の商店街散策

三島駅からほど近い「三島広小路」は、昔ながらの商店街の雰囲気を残しつつ、今も多くの人で賑わうエリアです。商店街には飲食店や雑貨店、老舗の和菓子屋などが立ち並び、歩くだけで街の生活感を味わうことができます。特に、地元ならではの食材を使った料理を提供する飲食店や、名物「三嶋コロッケ」を扱うお惣菜店は観光客に人気です。

また、商店街の中には昭和レトロな雰囲気を感じさせる建物も残されており、まるでタイムスリップしたかのような気分で散策できます。観光客向けの華やかな観光地とは違い、地元の人々の日常を感じられるのが大きな魅力です。徒歩でアクセスできるため、車がなくても気軽に散策できますし、買い物や食事を楽しみながら三島の暮らしを肌で感じられるおすすめのスポットです。

三島せせらぎ散歩道

三島の街を象徴するもう一つの魅力が「せせらぎ散歩道」です。市内を流れる湧水を活かして整備された遊歩道で、源兵衛川や白滝公園などを結ぶルートとして観光客に人気があります。澄んだ水が流れる小川に沿って石畳の道が続き、木々の緑や季節の花々に囲まれながらゆったり歩けるのが魅力です。

道の途中には休憩スポットやベンチもあり、散策をしながら自然を楽しむことができます。また、川辺にはホタルが生息しており、夏の夜には幻想的な光景を楽しめるのも特徴です。観光シーズンにはライトアップが行われることもあり、昼と夜で異なる雰囲気を体験できます。

駅から徒歩でアクセスできるので、車がなくても気軽に楽しめるのが嬉しいポイントです。街中で自然と触れ合えるこのルートは、三島観光をゆったり楽しみたい方に特におすすめです。

楽寿園駅前広場

三島駅南口を出てすぐ目の前に広がる「楽寿園駅前広場」は、観光の出発点として便利なスポットです。ここには観光案内所があり、地図やパンフレットを手に入れることができます。初めて三島を訪れる方は、まずここで観光情報を収集してから街歩きを始めると効率的です。

また、広場は待ち合わせ場所としても利用されることが多く、観光客や地元の人々で常に賑わっています。イベントや市民祭りの会場になることもあり、季節ごとにさまざまな催しが行われるのも特徴です。三島駅を利用する観光客にとっては必ず通る場所なので、気軽に立ち寄れる安心感があります。

駅からすぐの場所にあるため、車がなくてももちろん問題なし。ここを拠点に徒歩で観光スポットを巡れるので、三島散策のスタート地点として非常に便利です。

三島大通り商店街

「三島大通り商店街」は、三島駅から三嶋大社へと続く大通り沿いに広がる商店街です。飲食店や土産物店、昔ながらの老舗が立ち並び、歩いているだけで楽しい雰囲気が漂っています。観光客はもちろん、地元の人々の生活にも根付いているため、三島の街らしさを感じられるエリアです。

ここでは、三島甘藷を使ったお菓子や三嶋コロッケなどのご当地グルメを気軽に購入できます。さらに、カフェやレストランも多く、散策途中の休憩スポットとしても便利です。イベント時には露店やパレードで賑わい、活気にあふれた光景が広がります。

三嶋大社を訪れる途中に必ず通る道なので、観光ルートの一部として自然に楽しめます。車がなくても駅から徒歩でアクセス可能なため、気軽に三島の街歩きを満喫できるスポットです。

三島市街地のカフェ巡り

三島の街歩きでぜひ楽しみたいのがカフェ巡りです。三島市内には湧水を眺めながら過ごせるカフェや、地元の素材を使ったスイーツを提供するおしゃれなカフェが点在しています。特に源兵衛川沿いのカフェでは、水辺のせせらぎを聞きながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

また、三島甘藷を使ったケーキやプリンを楽しめるカフェもあり、地元食材を活かしたメニューは観光客に好評です。さらに、レトロな雰囲気の喫茶店から現代風のカフェまでバリエーションが豊富で、好みに合わせて選べるのが魅力です。

街歩きの途中に立ち寄ることで足を休めつつ、三島の雰囲気をゆっくりと味わうことができます。車がなくてもすべて徒歩で巡れるため、観光とカフェ巡りを組み合わせて楽しむのがおすすめです。

郊外アクセススポット

修善寺

三島駅から伊豆箱根鉄道に乗り換えて終点「修善寺駅」まで行き、そこからバスで約10分。車がなくても訪れることができる伊豆の人気観光地が「修善寺」です。開湯から1,200年以上の歴史を持つ温泉街で、弘法大師が開いたと伝えられる修善寺温泉を中心に、多くの宿や観光スポットが集まっています。

温泉街の中心にある「修禅寺（寺院）」は必見で、境内は厳かな雰囲気に包まれています。周辺には桂川が流れ、竹林の小径や朱色の橋が点在しており、散策を楽しむには最高のロケーションです。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は温泉と、四季折々の美しい景観を楽しめます。

また、日帰り入浴施設も多く、気軽に温泉を体験できるのも魅力。歴史と自然、温泉を同時に満喫できる修善寺は、三島観光から少し足を延ばしたいときに最適なスポットです。

韮山反射炉

世界遺産に登録されている「韮山反射炉」は、幕末期に鉄製大砲を鋳造するために築かれた施設です。現存する反射炉としては世界で唯一完全な形を残しており、歴史的にも非常に貴重な存在です。

施設内では反射炉の構造を間近で見ることができるほか、ガイドツアーや展示館を通じて幕末の産業技術や当時の歴史を学ぶことができます。明治日本の産業革命遺産のひとつとして、国内外から多くの観光客が訪れるスポットです。

アクセスは、三島駅から伊豆箱根鉄道で伊豆長岡駅まで行き、そこからバスで約10分ほど。車がなくてもスムーズに訪れることができます。歴史ファンはもちろん、家族連れや学びの旅をしたい方にもおすすめの観光地です。

伊豆長岡温泉

三島駅から伊豆箱根鉄道で「伊豆長岡駅」まで行き、そこからバスでアクセスできる「伊豆長岡温泉」は、手軽に楽しめる温泉地として人気があります。開湯は奈良時代とされ、古くから湯治場として栄えてきました。

現在は大型ホテルから旅館、日帰り温泉施設まで揃っており、幅広いニーズに応えられるのが魅力です。泉質はアルカリ性単純温泉で、肌に優しく「美肌の湯」としても知られています。観光途中に日帰り入浴を楽しんだり、宿泊してじっくり湯を堪能したりと、さまざまな楽しみ方が可能です。

また、周辺には伊豆の特産品を味わえる飲食店や土産物店もあり、温泉街ならではの風情を楽しめます。三島からのアクセスが良いため、車なしでも訪れやすい温泉地としておすすめです。

沼津港

三島駅からJR東海道本線で沼津駅まで行き、そこからバスで約10分ほど。車がなくてもアクセスしやすい「沼津港」は、静岡を代表する鮮魚市場です。

港には新鮮な魚介類を扱う飲食店が数多く並び、寿司や海鮮丼をリーズナブルに楽しめるのが魅力です。特に朝に訪れると、活気ある市場の雰囲気を間近で感じることができます。観光客向けの「沼津港深海水族館」や展望スポットもあり、食と観光の両方を楽しめるのが特徴です。

また、駿河湾は深海魚が多く獲れることで知られており、ここでしか食べられないユニークな魚料理も人気です。家族連れからカップル、友人同士まで、誰もが楽しめる観光スポットとしておすすめできます。

柿田川公園

「柿田川公園」は、三島駅からバスで20分ほど、清水町に位置する自然公園です。日本三大清流のひとつとされる柿田川の湧水を間近で見ることができ、その透明度の高さと豊かな自然環境が魅力です。

公園内には展望デッキが設けられており、地中からこんこんと湧き出す水の青い湧水池を上から眺められます。その光景は神秘的で、写真映えスポットとしても人気があります。四季折々の景観が楽しめるほか、遊歩道を歩きながら湧水のせせらぎを聞くと心が癒されます。

バスでアクセスできるため車がなくても訪問可能で、自然を感じながら静かに過ごしたい方には特におすすめです。三島観光とあわせて立ち寄れば、水の都・三島の魅力をさらに深く体験できるでしょう。

まとめ

三島観光を車なしで楽しむ方法は、徒歩・バス・電車を組み合わせることで十分可能です。三島駅周辺には「楽寿園」や「源兵衛川」、「三嶋大社」など徒歩圏内のスポットが集まっており、水の都ならではの自然や歴史を満喫できます。グルメでは名物のうなぎ料理や三嶋コロッケ、三島甘藷スイーツが必見。さらに少し足を延ばせば「三島スカイウォーク」や「修善寺」「沼津港」などの名所にもアクセス可能です。

車なしでも十分に三島を満喫できるモデルコースが組めるので、環境にも優しく、公共交通機関を使ったゆったり観光をおすすめします。